マーケティング

AI×HyperFramesで作る
縦型リール動画制作スキル

ChatGPT × Google Labs × Claude Codeで、28秒の縦型リールを企画から公開まで一気通貫

👥 対象読者
動画制作チームの新規メンバー・ディレクター・マーケター・外注パートナー
⏱ 制作時間
実作業 8〜18時間 / カレンダー 5〜7営業日(生成待ち含む)
🎯 難易度
★★★☆☆(AIツールの操作とプロンプト調整に慣れが必要)
🛠 必要なもの
Mac本体・Claude Code・ChatGPTアカウント・Google Labs / Flowアカウント
💰 1本あたり総原価
$440〜960(月10本制作・時給$50想定の場合)
📦 何ができる
縦型1080×1920・28秒・8シーンのリール動画を企画から公開まで自前で制作できるようになる

このガイドについて

このページは AIツールを組み合わせた縦型リール動画制作スキルの業務フロー解説 です。Instagram リール・TikTok・YouTube Shorts 向けの縦型ショート動画を、ChatGPT 2.0(静止画生成)→ Google Labs / Flow(画像→動画化)→ HyperFrames(構成組み立て)の3段構成で制作する全工程をまとめています。

題材は 「セルフまつパ・神ロッド紹介リール」(28秒・全8シーン)。実際に制作した案件をベースに、汎用化したフローと、まつパ・美容系の専用テンプレも内蔵しています。

読み終えると:1本の縦型リール動画を、企画 → キャラ生成 → 動画化 → 構成組み立て → プレビュー → レンダリング → 配信まで、自分の手で進められるようになります。

用語集

このページに頻出する用語を最初にまとめます。

このスキルで何ができる?

縦型1080×1920・28秒・8シーンのリール動画を、AI生成素材とHyperFramesで「自前で量産できる体制」を作れます。

完成イメージ:シーン5「目を開けたままパーマができる」

実行イメージ

Claude Code のチャットでこう打つだけで、スキルが起動します。

セルフまつパみたいなリール作りたい

→ Claude が必要な情報をヒアリングし、台本作成 → 静止画生成プロンプト出力 → 動画化プロンプト出力 → 構成組み立て → プレビュー起動まで一気通貫で進めます。

途中で ユーザーが止まるポイントは2か所だけ

  1. 台本レビュー(クライアントOK取りのため)
  2. プレビュー確認(フォント・色・配置のチェック)

それ以外は自動進行します。

使用例・ユースケース集

このスキルは 任意のジャンル で動作します。

シーン1:美容系商品紹介

「セルフまつパ」「ヘアケア」「スキンケア」などの商品レビュー型リール。Before-After や使い方の8シーン構成。

シーン2:サロン・店舗紹介

ネイル・エステ・整体などのサロン紹介動画。施術内容を8シーンで紹介し、最後にCTAで予約導線へ。

シーン3:物販・EC商品紹介

ガジェット・コスメ・ファッションの新商品紹介。商品の特徴を3〜4シーンで見せ、口コミ・実演・CTAで完結。

シーン4:飲食・店舗系

飲食店の人気メニュー紹介。料理の映像と店内雰囲気を8シーンで構成。

構成(ざっくり)

[1] 企画・台本(ディレクター)
       ↓ ★クライアント確認
[2] 静止画生成(ChatGPT 2.0)
       ↓
[3] 画像→動画化(Google Labs / Flow)
       ↓
[4] 構成組み立て(Claude Code + HyperFrames)
       ↓ ★クライアント確認
[5] プレビュー & 微調整
       ↓
[6] レンダリング(自動)
       ↓
[7] 配信(SNS担当)

各工程の所要時間:

# 工程 主担当 実作業時間
1 企画・台本 ディレクター 1〜2h
2 静止画生成 制作AD 1〜2h
3 画像→動画 制作AD 2〜4h(生成待ち含む)
4 構成組み立て エンジニア + Claude Code 2〜4h
5 プレビュー&微調整 ディレクター + エンジニア 1〜3h
6 レンダリング エンジニア 5〜15分(自動)
7 配信 SNS運用 0.5h

実作業合計: 8〜18時間 / カレンダー 5〜7営業日

月額コスト目安

月額固定費(複数案件で按分)

項目 プラン例 月額
ChatGPT Plus Plus $20
Google Labs / Flow Gemini Pro / Ultra $20〜$250
Claude Code Pro / Max $20〜$200
BGM/SE(任意) Suno / Epidemic $15〜30
月額小計 $75〜500

1本あたり総原価(月10本制作・時給$50想定)

項目 金額
月額按分(固定費 ÷ 10本) $7.5〜50
変動費(ストック画像など) $0〜20
人件費(8〜18h × $50) $400〜900
1本あたり合計 $440〜960

※自社の契約プラン・時給に置き換えてご活用ください。


事前に必要なもの

セットアップを始める前に、以下を揃えておきましょう。

ハードウェア

ソフトウェア

アカウント類


一番ラクな方法:Claude Code にまるごと頼む

ここから先は 「業務フローの詳細」 を解説していきますが、 その前に重要なお知らせ があります。

手順を1つずつ追わなくていい

このスキルは Claude Code に「リール作って」と頼むだけ で全工程を案内してくれます。 非エンジニア・新規メンバーにとって 一番ラクで現実的な方法 です。

ユーザー:「セルフまつパみたいなリール作りたい。商品名は〇〇」
   ↓
Claude が自動で:
  ① ジャンル判定(まつパ系 → 専用テンプレを採用)
  ② 8シーン構成表を作成 → ★ここで一度クライアント確認
  ③ ChatGPT 2.0 用のキャラ生成プロンプトを出力
  ④ Google Labs / Flow 用の動画化プロンプトを出力
  ⑤ HyperFrames プロジェクトの初期化
  ⑥ index.html を自動生成(台本+素材から)
  ⑦ プレビューサーバー起動 → ★ここで微調整
  ⑧ レンダリングして最終MP4出力

ターミナルでのコマンド入力や HTML 編集を、 1文字も触らずに済みます。

チャットで頼む実例3つ

例1: 新規案件をゼロから作る

セルフまつパ案件で、商品「ねじねじ神ロッド」のリール作って。
ターゲットは30代女性、訴求は「不器用でもサロン級」。

→ Claude が ジャンル判定 → 台本作成 → 各種プロンプト出力 → 構成組み立てまで一気に進めます。

例2: 既存テンプレを別ジャンルに転用

まつパテンプレを参考に、エステサロン紹介のリール作って。
店舗名は〇〇エステ、訴求は「手ぶらで通える」。

→ Claude が ジャンル差し替え → 訴求軸を反映した8シーン構成を提案。

例3: 微調整だけ依頼

今のリールのシーン5のテロップを画面上部に移動して

→ Claude が CSS の flex-end / flex-start 切替で対応、プレビューにホットリロード反映。

Claude に頼むときのコツ

ポイント プロンプトに含める例
ジャンル明示 まつパ系」「サロン紹介」「物販
商品・サービス名 ねじねじ神ロッド」「〇〇エステ
ターゲット 30代女性」「忙しい主婦」「美容意識高い20代
訴求軸 時短」「不器用でも」「サロン級
尺の希望 20秒」「28秒」「30秒

必ずチェックすべきこと

Claude が生成した内容は 必ず中身を確認 してください。

警告:「自動でやってくれた」を理由に 中身を確認せずに公開するのは危険 です。 特に薬機法・景表法(「治る」「100%」「絶対」などの表現)には注意してください。

この先の章はこう読む

「とりあえず動かしたい人」 → 上記のチャットだけで動きます。 中身は後から下記を読み返せばOK。

「中身を理解してから自分で進めたい人」 → 以下の業務フローを順番に読み、 各工程で何をやっているかを把握してから実践へ。


業務フロー詳細(自分で進めたい人向け)

所要時間: 約 8〜18 時間(実作業)。

Phase 1/7 企画・台本(1〜2時間)

リールの黄金フォーマット: 「フック1秒 → 共感 → 驚き → 解決 → CTA

ルール:

台本サンプル(まつパ案件):

シーン 役割 セリフ
1 3.2s フック 「セルフまつパ、片目ずつ閉じるのむず過ぎん?
2 3.5s 共感 「時間かかるし、左右も差出るし、不器用な私は限界感じてた…」
3 3.0s 解決提示 「そんな悩みを吹き飛ばす 神ロッド爆誕!
4 3.0s 権威性 「元アイリストの私が検証して、思わず唸った。」
5 3.5s WOW 「なんと、目を開けたままパーマができる!」
6 3.2s ベネフィット 「置き時間もスマホを見たり家事ができるって嬉しすぎ。」
7 3.6s 自信 「失敗知らずで、サロン級の仕上がりが自宅で叶う。」
8 5.0s CTA 「賢いセルフ派の新常識。」
⚠ ここでよく失敗します

フックが弱いとそもそも見てもらえません。1秒目で「えっ?」「むず過ぎん?」のように、視聴者の心の声を代弁する問いかけが効きます。

Phase 2/7 静止画生成(ChatGPT 2.0、1〜2時間)

8シーン分のキャラクター画像を生成します。

コツ: 1枚目で気に入った画像を 「キャラ参照画像」として固定し、以降のプロンプトで毎回添付する。「同じ人物で、表情だけ変えて」と明示することで一貫性を保ちます。

プロンプト例(共通設定):

日本人女性30代、ナチュラルメイク、白T、明るい部屋、
カメラ目線、写真風リアル、9:16 縦構図、バストアップ

シーンごとに 「表情・動き・感情」だけ を差し替えていきます。

⚠ ここでよく失敗します

キャラの顔が毎回違うと「同じ人物の動画」に見えません。それでも完璧な一致は難しいため、輪郭・髪型・服装が一致していれば採用、くらいに採用基準を緩めるのが現実的です。

Phase 3/7 画像→動画化(Google Labs / Flow、2〜4時間)

1枚のPNG → 8秒MP4(720×1280 / 24fps)を生成します。

コツ

プロンプト例:

参照画像のキャラを基準に、軽くうなずきながら笑顔。
目はゆっくり細められ、口角が上がる。
カメラは固定、背景は静止。8秒、24fps、720x1280。
⚠ ここでよく失敗します

動画生成はキュー待ちで時間がかかります。8本まとめて発注 → 翌日確認の運用にすると、待ち時間中に他工程を進められます。リテイク発生率は30〜50%を見込んでスケジュールを組みましょう。

Phase 4/7 構成組み立て(HyperFrames、2〜4時間)

HyperFrames プロジェクトを初期化し、index.html でシーンを時系列に配置します。

Claude Code に頼む場合(一番ラクな方法):

台本(シーン構成表)と素材(actor-s1.mp4〜actor-s8.mp4)から、
HyperFramesスキルで縦型リールのindex.htmlを作って

→ Claude が hyperframes スキルを呼び出して index.html を自動生成。

自分で書く場合(中身を理解したい人向け):

mkdir my-reel && cd my-reel
npx hyperframes init
# assets/ に画像・動画を配置
# index.html を手で書く

各シーンは data-start / data-duration で時系列を指定。テロップは class="line emph" などで強調表現を制御します。

Phase 5/7 プレビュー & 微調整(1〜3時間)

npm run dev

http://localhost:3002 でホットリロード付きプレビュー。

このフェーズでフォント・色・配置を詰めます。クライアント確認も必須

⚠ ここでよく失敗します

プレビューURLは外部公開されません。クライアント確認用には途中レンダリングを書き出して MP4 で共有しましょう。

Phase 6/7 レンダリング(5〜15分・自動)

npm run check    # lint + validate + inspect
npm run render   # MP4 出力

renders/ ディレクトリに最終 MP4 が出力されます。

Phase 7/7 配信(0.5時間)

Instagram / TikTok / YouTube Shorts にアップロード。キャプション・ハッシュタグ・商品リンクを設定。

業務フロー完了チェックリスト


品質基準(リテイク判断OK/NG早見表)

静止画(Phase 2)

項目 ✅ OK ❌ NG
キャラの顔 8枚通して同一人物に見える 輪郭・年齢感が大きく変化
服装 全シーン共通 or 自然な変化 突然違う服
表情 台本の感情と一致 セリフと表情が不一致
質感 写真風リアル アニメ調・3D風

動画(Phase 3)

項目 ✅ OK ❌ NG
顔の崩れ 動き中も同一人物 途中で顔が変形・別人化
動き 自然な小動作 不自然なテレポート・指の崩壊
表情変化 台本意図に沿う 意図しない変化
背景 安定 突然破綻

構成(Phase 4-5)

項目 ✅ OK ❌ NG
テロップ位置 顔・商品にかぶらない 重要部分を隠している
文字サイズ スマホで読める(48px以上) 小さすぎる
縁取り 視認性確保 コントラスト不足
各シーンが詰まりすぎない 読み切れない

日常的な使い方

基本操作(新規案件)

〇〇案件で、商品△△のリール作って。ターゲットは□□、訴求は☆☆

バリエーション

発話例 動作
「まつパのリール作って」 まつパ専用テンプレで起動
「サロン紹介リール作って」 汎用テンプレで起動
「シーン5のテロップを上部に」 CSSを部分的に修正
「フォント変えて」 Web Fonts を差し替え
「もう一回レンダリングして」 npm run check + render を実行

よくある質問

Q. ChatGPT 2.0 と Google Labs / Flow は他のツールで代替できますか?

→ できます。画像生成は Midjourney / nano-banana、動画生成は Runway / Kling / Sora など、お好きなツールに差し替え可能です。スキルの templates 配下のプロンプトをそのツール向けに書き換えれば対応できます。

Q. 28秒以外の尺で作れますか?

→ 作れます。15〜60秒の範囲で柔軟に変えられます。Claude Code に「20秒のリール作って」と伝えればシーン数と各シーンの尺を自動調整します。

Q. 横型動画(YouTube用)も作れますか?

→ HyperFrames は任意のアスペクト比に対応していますが、本スキルは縦型1080×1920に最適化しています。横型ならスキル発動時に「1920×1080の横型で作って」と指定するか、別スキルの作成を推奨します。

Q. リテイクが多くて時間がかかります

→ AI動画生成はリテイク発生率30〜50%が標準です。前日中に動画生成を発注しておく運用にすると、待ち時間を他工程に充てられます。完璧を求めすぎず、採用基準を緩めるのもコツです。

Q. 薬機法・景表法が心配です

→ 「治る」「100%」「絶対」などの断定表現はNG。「サロン級」「〇〇できる」までは表現として許容範囲ですが、最終的には社内のリーガルチェックを通すフローを推奨します。


トラブルシュート

プレビューが起動しない

node --version で Node.js 18 以上か確認。npm run devEADDRINUSE が出たら 3002ポートが使用中。他のプロセスを終了するか別ポートで起動。

レンダリングが途中で止まる

npm run check で先にlintエラーを確認。data-start / data-duration の不整合が原因のことが多い。

動画生成のキュー待ちが長い

→ Google Labs / Flow のプランをアップグレードするか、別ツール(Runway / Kling)の併用を検討。

キャラの顔が毎回違う

→ ChatGPT 側で「先ほどのキャラと同じ人物で、表情だけ変えて」と明示し、参照画像を毎回添付する。それでも完璧な一致は難しいので採用基準を緩めるのが現実的。


まとめ

このスキルを使えば、 AIツール × HyperFrames × Claude Code の組み合わせで、 縦型ショート動画を 1本あたり実作業8〜18時間 で量産できる体制が作れます。

次のステップ

  1. Claude Code を起動
  2. 「リール作って」と話しかける
  3. ヒアリングに答えて台本を確認
  4. 静止画 → 動画 → 構成 → プレビュー → レンダリングまで一気通貫

ぜひ実案件で試してみてください。