語学博士ゆうしん一問一答1(日本語)
EMW TOKYOの設立者である語学博士ゆうしんにEMWのビジョンや起業の経緯についてインタビューしました(一問一答)。
No.1
Q1. EMW起業のきっかけを教えてください
A. 一言で言えば、日本の長年の間違った英語教育を正して日本から真の国際人材を生むためです。
私は20歳までには英検1級も取得し、一通り英語をマスターして、25歳で世界一周の船での通訳も経験しました。30歳前後で中国出張に行った時の歓迎会で全く中国語が分からなかった経験から独学で5年間くらい中国語を学習しました。英語の習得経験から私は言語を正しく習得する順序と方法について仮説を立てており、その通りに中国語学習を進めたところ、中国に留学することもなく中国語も流暢に話せるようになりました。その経験から語学の普遍的な学習方法を「本気で語学をモノにしたいあなたへ」という本にまとめました。朗読版はこちら
一方で私がサラリーマンとして勤めた22年間で日本の国際的地位はどんどんと低下しているのを目の当たりにしてきました。この国力低下の一因として日本の間違った英語教育があると私は確信しております。私はこれを正して真の国際人材を育成してもう一度、世界に冠たる日本にするために尽力したいという思いでEMW TOKYOを設立しました。
Q2. 起業前のキャリアを教えてください
A. 私は南山大学外国語学部英米学部を1998年に卒業後、上京して英語を完璧にするために東京アメリカンクラブという施設で働きながら語学学習を極めました。25歳時に世界一周の船 PEACE BOATに通訳として乗船する機会を得て3か月で30か国超を回り世界見地を広めました。

下船後は日本の精密機器メーカーの海外営業マンとしてインド、中国、北米、欧州など世界各地で商談やプレゼンを重ねてきました。48歳の時に昔から温めた想いを実現するため会社を辞め、EMW語学研究所(現EMW TOKYO)を設立しました。
Q3. 国際ビジネス経験で印象に残っている出来事は?
A. たくさんありますが、一つ上げるとしたら世界最大の靴メーカーとの商談です。当時N社は人気映画Back to the Futureに出てきた未来型スニーカーを実現する企画を立てていました。そのスニーカーは靴紐が自動で締まる画期的なものでその実現のためには当時の私の会社が作る特別な機構が必要でした。私と社長でオレゴン州の広大な本社に出向きプレゼンをしてよい印象をうけ、彼らの開発チームも日本に来て一緒にスキーに連れて行ったりしました。

結果は残念ながら彼らは価格の安かった中国の競合メーカーを選ぶことになったのですが、『Yoshi, I liked you guys better,』と言われ、それが本音であることを私は肌で感じることがデキました。負けたけど勝った気分で、よい思い出として残っています。

Q.4 日本人の国際ビジネス現場での英語力の問題について
A. 日本のビジネスマンはTOEICのスコアで英語力を測るのですが、実際の現場においては必ずしもTOEICの点数は能力と比例しません。特に口語能力においては点数のわりにしゃべれない人が多い印象をうけます。また、言語以外に文化という見えない壁があり、これらは本で勉強するだけでは克服は困難でひとつひとつ経験を通して学んでいくしかないものだと思います。コミュニケーション能力としての英語力、異文化コミュニケーション能力ともにまだまだ足りてないというのが現実です。

Q5. 英語教育そのものを変えるとは具体的にどういうことか説明ください。
日本の英語教育では中高6年間、さらに大学で勉強しても実用的なコミュニケーション能力が身に付きません。これは文科省主導の英語教育が根本から間違っていることを証明しています。【英語が読めるけどしゃべれない】という現象がおこるのは学校で英語の解読技術を教えているけど肝心な口語コミュニケーション技術を教えてないからです。

下の図のように、言語は英語も中国語も全て音声による口語コミュニケーションがが基本で、文字によるコミュニケーションは応用技術なのです。

私は日本育ちの身で英語と中国語を習得した経験から実用的な語学を習得するために何から始めてどのように学ぶべきなのか具体的な提案ができます。現在までが【語学の天動説】だとすると【語学の地動説】を唱えていると思っています。EMWの最終的なミッションは語学の正しい学び方を日本に浸透させて義務教育を終えた子供たちが当たり前に最低限の英語コミュニケーション能力を身に着けることです。そして、そこから国際的に羽ばたいていく人を育成していきたいと思っています。
Q. EMWの考える【国際人】像を教えてください
A. EMWという言葉がEast Meets Westを表すように、東洋と西洋を橋渡しできる人間を国際人と定義することができます。そのためには語学力だけでは不十分で異文化を理解し尊重する能力やユーモアのセンス、そして忍耐力も必要でしょう。これらを兼ね備えて先方をリスペクトし、そしてリスペクトされるような人材を真の国際人と言えるでしょう。

Q. EMWという名称にはどのような意味が込められていますか?
EMWはEast Meets West (東洋と西洋が出会う)という意味が込められています。日本は東洋やアジアと言われるようにEASTに属しており、WESTとは一般的にアメリカやヨーロッパを指します。私自身の半生を振り返った時に16歳でのミネソタ留学を皮切りに、南山大学での国際交流会館、25歳時の世界一周船旅の通訳、30歳以降の中国語独学、22年にわたる海外営業の経験をを一言で表すとEast Meets Westであったということができます。
そのプロセスの中で語学以上に異文化交流を通して学ぶものが多く、今現在も学び続けています。EMW TOKYOは若い世代に正しい語学を通じて、ペーパーテストにとどまらないEMWな国際人を目指してほしい、という思いを込めています。